日経平均は104円高、買い一巡後は戻り待ちの売りで上値が重いもよう=22日前場

 22日午前10時5分すぎの日経平均株価は、前日比104円程度高い3万3245円前後で推移する。きのう21日に下落した反動や、現地21日の米国株式市場で、マイクロンの堅調な決算を受け半導体関連株が買われ、NYダウ、ナスダック総合指数が反発したこともあり、買いが先行。午前9時13分には、同234円72銭高の3万3375円19銭を付けている。その後は、戻り待ちの売りに押され、上値は重いもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、21日の大阪取引所清算値比130円高の3万3250円だった。

 業種別では、33業種のうち30業種が上昇、3業種が下落している。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株が上昇。信越化<4063.T>、富士フイルム<4901.T>などの化学株や、大林組<1802.T>、大和ハウス<1925.T>などの建設株も高い。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、SUMCO<3436.T>、洋缶HD<5901.T>などの金属製品株も堅調。ニッスイ<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株や、三井物産<8031.T>、三菱商事<8058.T>などの卸売株もしっかり。一方、東レ<3402.T>、ゴルドウイン<8111.T>などの輸送用機器株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株が下落している。

 個別では、ペプチドリム<4587.T>、藤田観光<9722.T>、三井ES<7003.T>、九州FG<7180.T>、ベネ・ワン<2412.T>などが上昇。半面、サイボウズ<4776.T>、シンクロF<3963.T>、KLab<3656.T>、アシックス<7936.T>、セルソース<4880.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時5分時点で、1ドル=142円台の前半(21日は143円25-27銭)、1ユーロ=156円台の半ば(同156円79-83銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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