<相場の読み筋>12月25日

2023/12/25 7:45

 前週末22日の米国株式は、NYダウが前日比18.38ドル安の3万7385.97ドルと反落、ナスダック総合指数は同29.107ポイント高の1万4992.973ポイントと続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が7億1817万株、ナスダック市場が45億6794万株だった。米11月PCE(個人消費支出)物価指数で、食品とエネルギーを除くコア指数が前年同月比3.2%上昇し、市場予想平均の同3.3%上昇を下回った。インフレ鈍化によるFRB(米連邦準備制度理事会)の早期利下げ期待が相場を支えた。一方、NYダウは、業績予想の下方修正を発表したナイキが急落したほか、ウォルト・ディズニーやボーイングが下落し、同指数の重しとなった。

 25日の東京株式は、続伸後も堅調な展開か。前週末22日の日経平均株価は小幅ながら反発した。心理的なフシ目の3万3000円を支えに、しっかりした値動きが期待される。ただ、海外投資家のクリスマス休暇入りで市場参加者が減少するなか、積極的に上値を追う動きは限られそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=142円台の半ば(前週末22日は142円23-25銭)、ユーロ・円が1ユーロ=156円台の後半(同156円46-50銭)と小動き。前週末22日のADR(米国預託証券)は円換算値で、日本製鉄<5401.T>、パナソニック<6752.T>、ソニーG<6758.T>などが、同22日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同22日の大阪取引所清算値比210円高の3万3270円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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