日経平均は122円高と続伸、プライム騰落銘柄数では値下がり優勢=25日前場

 25日前場の日経平均株価は、前週末比122円34銭高の3万3291円39銭、TOPIX(東証株価指数)は、同4.54ポイント高の2340.97ポイントといずれも続伸して取引を終了した。前週末のしっかりした値動きから買いが先行。寄り付きには、同245円46銭高の3万3414円51銭を付けた。その後は、現地25日の欧米株式市場がクリスマスで休場となることや、手がかり材料にも乏しことから、戻り待ちの売りに押される展開となり上値は重かった。東証プライム市場の出来高は5億5271万株、売買代金は1兆4869億円。騰落銘柄数は値上がりが768銘柄、値下がりは832銘柄、変わらず58銘柄だった。

 市場では「動意には欠けるものの、堅調な業績予想を背景にしっかりした値動きが見込まれることから、掉尾の一振に期待したい」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、33業種のうち18業種が上昇。15業種が下落している。TOYO<5105.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株が上昇。テルモ<4543.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株も高い。KDDI<9433.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株や、トヨタ<7203.T>、アイシン<7259.T>などの輸送用機器株も堅調。SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、大林組<1802.T>、大和ハウス<1925.T>などの建設株もしっかり。一方、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、北越コーポ<3865.T>、大王紙<3880.T>などのパルプ紙株が下落している。

 個別では、三井海洋<6269.T>、三井ES<7003.T>、霞ヶ関キャピタル<3498.T>、洋エンジ<6330.T>、セック<3741.T>などが上昇。半面、北越コーポ<3865.T>、川崎汽<9107.T>、アンビス<7071.T>、北越工<6364.T>、LINK&M<2170.T>などが下落している。

提供:ウエルスアドバイザー社

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