日経平均は84円高と続伸も、プライム売買代金は8カ月ぶり2兆5000億円割れ=25日後場

 25日後場の日経平均株価は、前週末比84円98銭高の3万3254円03銭、TOPIX(東証株価指数)は、同0.97ポイント高の2337.40ポイントといずれも続伸して取引を終了した。前週末のしっかりした値動きから買いが先行。日経平均株価は前週末の終値から高寄りし、寄り付きが同245円46銭高の3万3414円51銭と、きょうの高値となった。その後は、クリスマスで市場参加者が少ないなか、戻り待ちの売りに押される展開。手がかり材料にも乏しことから、積極的な売買は限られ、上値は重かった。東証プライム市場の出来高は9億5278万株、売買代金は2兆4958億円。プライムの売買代金が2兆5000億円を下回るのは、4月25日(2兆3472億円)以来、8カ月ぶり。騰落銘柄数は値上がりが632銘柄、値下がりは984銘柄、変わらず43銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち15業種が上昇。18業種が下落した。TOYO<5105.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、テルモ<4543.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株が上昇。武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株や、アサヒ<2502.T>、JT<2914.T>などの食料品株も高い。SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、KDDI<9433.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株も堅調。7&iHD<3382.T>、ファーストリテ<9983.T>などの小売株や、ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株もしっかり。一方、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、日本紙<3863.T>、大王紙<3880.T>などのパルプ紙株が下落した。

 個別では、三井海洋<6269.T>、三井ES<7003.T>、霞ヶ関キャピタル<3498.T>、ギフティ<4449.T>、セック<3741.T>などが上昇。半面、北越コーポ<3865.T>、JDI<6740.T>、川崎汽<9107.T>、北越工<6364.T>、LINK&M<2170.T>などが下落している。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ