日経平均は約1円安、動意欠き前日終値を挟んだ動き=26日前場

 26日前場の日経平均株価は、前日比82銭安の3万3253円21銭、TOPIX(東証株価指数)が、同1.30ポイント安の2336.10ポイントと、そろって小幅に3日ぶりに反落して取引を終えた。朝方は、きのう25日の流れが継続し買いが先行したものの、一転して売りが優勢となり、午前9時13分には同41円85銭安の3万3212円18銭を付けた。海外投資家のクリスマス休暇で市場参加者が少なく、動意に欠ける展開。前日終値が意識され、もみ合いが続いた。東証プライム市場の出来高は5億122万株、売買代金は1兆3304億円。騰落銘柄数は値上がりが932銘柄で値下がりはの654銘柄を上回り、変わらずが72銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち15業種が下落、18業種が上昇している。ブリヂス<5108.T>、住友ゴム<5110.T>などのゴム製品株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株が下落。JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株も安い。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、7&iHD<3382.T>、ファーストリテ<9983.T>などの小売株も軟調。オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株や、ニッスイ<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株も弱い。一方、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、日本紙<3863.T>、大王紙<3880.T>などのパルプ紙株や、三菱倉<9301.T>、三井倉HD<9302.T>などの倉庫運輸関連株が上昇している。

 個別では、霞ヶ関キャピタル<3498.T>、アトラエ<6194.T>、PRTIME<3922.T>、三井海洋<6269.T>、藤田観<9722.T>などが下落。半面、日本光電<6849.T>、ピーシーエー<9629.T>、北越コーポ<3865.T>、リケンNPR<6209.T>、ランドC<3924.T>などが上昇している。

提供:ウエルスアドバイザー社

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