日経平均は69円安もプライム騰落銘柄数は上昇6割超=29日大納会前場

 29日大納会前場の日経平均株価は、前日比69円25銭安の3万3470円37銭と続落した。一方、TOPIX(東証株価指数)は同5.00ポイント高の2367.02ポイントと反発して取引を終えた。前日の弱い動きが継続し、朝方から売りが優勢。日経平均株価は、一時プラス転換する場面もみられたが、手じまい売りに押されて午前10時26分に同131円86銭安の3万3407円76銭を付ける場面があった。売り一巡後は、下げ渋る展開となったが、戻りは限られている。東証プライム市場の出来高は5億4007万株、売買代金は1兆3937億円。騰落銘柄数は値上がりが1067銘柄と6割を超える一方、値下がりは521銘柄、変わらず70銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち9業種が下落、24業種が上昇している。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株が下落。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、イオン<8267.T>、ファーストリテ<9983.T>などの小売株も安い。一方、バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株、輸送用機器、パルプ紙、その他金融などが上昇している。

 個別では、JIA<7172.T>、クスリアオキ<3549.T>、ピックルスH<2935.T>、平和堂<8276.T>、多木化学<4025.T>などが下落。半面、マルマエ<6264.T>、フリービット<3843.T>、ips<4390.T>、ソシオネクス<6526.T>、楽天グループ<4755.T>などが上昇している。

提供:ウエルスアドバイザー社

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