<相場の読み筋>1月4日
2024/1/4 7:45
3日の米国株式は、NYダウが前日比284.85ドル安の3万7430.19ドルと反落、ナスダック総合指数が同173.729ポイント安の1万4592.211ポイントと4日続落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億7898万株、ナスダック市場が50億9665万株だった。昨年12月12-13日開催分のFOMC(米連邦公開市場委員会)議事要旨で、当面は景気抑制的な政策を維持するとの見解で一致したことが判明。利下げへの期待感が後退したほか、前日2日にNYダウは終値ベースでの史上最高値を更新していたこともあり、利益確定売りに押された。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、ペイパルやウォルグリーン・ブーツ・アライアンス、テスラなどが下落した。
4日大発会の東京株式は、続落後も弱含みの展開か。現地3日の欧米株式が下落した動きを受け、売り先行スタートとなりそう。昨年末から手がかり材料に乏しい状況が続くが、1日に「令和6年能登半島地震」が発生したことから、災害復興に関連した銘柄に物色の矛先が向かう場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=143円台の前半(12月29日は141円39-41銭)と円安に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=156円台の半ば(同156円45-49銭)と小動き。対ドルでの円安を受け、輸出関連銘柄には見直しの動きがみられそう。3日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、アドバンテスト<6857.T>、ローム<6963.T>、東エレク<8035.T>などが、12月29日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同29日の大阪取引所清算値比385円安の3万3065円だった。
(イメージ写真提供:123RF)
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