<相場の読み筋>1月9日

2024/1/9 7:45

 8日の米国株式は、NYダウが前週末比216.90ドル高の3万7683.01ドルと3日続伸、ナスダック総合指数が同319.695ポイント高の1万4843.768ポイントと続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億1777万株、ナスダック市場が59億6635万株だった。米10年物国債の利回りが一時、心理的なフシ目の4.0%を割り込み、相対的な投資妙味からハイテク株などに物色の矛先が向かった。NYダウ採用銘柄では、セールス・フォースやインテル、アムジェンなどが、値上がり率の上位に入っている。一方、現地5日に発生したボーイング機の一部機体の破損事故を受け、同社株が急落した。

 9日の東京株式は、続伸後も堅調か。現地8日の米国株式が続伸したことから、シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末5日の大阪取引所清算値比570円高の3万3890円だった。朝方は、同清算値にサヤ寄せするスタートになろう。7月3日に付けた終値ベースの昨年来高値(3万3753円33銭)を意識する展開が見込まれる。為替相場は、ドル・円が1ドル=144円台の前半(前週末5日は145円06-08銭)、ユーロ・円が1ユーロ=157円台の後半(同158円45-49銭)と円高方向に振れている。8日のADR(米国預託証券)は円換算値で、オムロン<6645.T>、アドバンテスト<6857.T>、東エレク<8035.T>などが、前週末5日の東京終値に比べ高い。

(イメージ写真提供:123RF)

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