<米国株情報>ボーイングは3日ぶり急反落、アラスカ航空機事故受け「737MAX-9」運航停止

株式

2024/1/9 10:03

 航空・宇宙機器大手ボーイング<BA>は8日、前週末比8.03%安の229.00ドルと3営業日ぶりに急反落した。5日夜、アラスカ航空<ALK>が運航していた旅客機「ボーイング737MAX-9」がオレゴン州ポートランドの空港を離陸した直後に胴体中央部の窓などが吹き飛び、緊急着陸した問題が嫌気された。

 8日の米株式市場では、737MAX-9のサプライヤーである航空機用部品大手スピリット・エアロシステムズ・ホールディングス<SPR>も前週末比11.13%安の28.20ドルと急落している。

 FAA(米連邦航空局)は6日に同型機の一部となる171機の運航停止を指示。アラスカ航空のほか、ユナイテッド航空ホールディングスも保有する同型機の運航停止を決めた。トルコのターキッシュエアラインズも8日、保有する同型機の運航停止を発表している。

 EU(欧州連合)の航空規制当局である欧州航空安全機関(EASA)も7日、域内の航空各社に対し、同型機の運航の一時停止を命じている。日本で同型機を保有している航空会社はない。

 ボーイングは24年下期からワシントン州エバレット工場に737MAX専用の生産ラインを新設し、増産体制に入る計画だが、市場では今回の問題が計画の障害となる可能性があると懸念している。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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