<相場の読み筋>1月11日

2024/1/11 7:45

 10日の米国株式は、NYダウが前日比170.57ドル高の3万7695.73ドルと反発、ナスダック総合指数が同111.940ポイント高の1万4969.650ポイントと4日続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億4112万株、ナスダック市場が43億5723万株だった。11日に米12月CPI(消費者物価指数)の発表を控えるが、同指標でインフレの落ち着きが示されるとの期待感が根強く、堅調な値動きにつながったようだ。NYダウは2日に付けた終値ベースの史上最高値(3万7715ドル)に接近。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、メタ(旧フェイスブック)やエヌビディア、マイクロソフトなどが買われた。

 11日の東京株式は続伸後、上値を試す場面も。日経平均株価はきのう10日、連日でバブル崩壊後の高値を更新。強い地合いのなか、現地10日の米国株式が上昇したことも追い風に、買い先行スタートとなろう。買い手がかり材料には乏しいものの、直近の上昇で投資家心理が好転しているとみられ、堅調な値動きが見込まれる。為替相場は、ドル・円が1ドル=145円台の後半(10日は144円93-95銭)、ユーロ・円が1ユーロ=159円台の後半(同158円36-40銭)と円安方向に振れている。10日のADR(米国預託証券)は円換算値で、オムロン<6645.T>、日産自<7201.T>、トヨタ<7203.T>などが、10日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、10日の大阪取引所清算値比415円高の3万4865円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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