日経平均は477円高、上げ幅を拡大し3万5000円台乗せ=11日前場

 11日午前10時2分すぎの日経平均株価は、前日比477円程度高い3万4919円前後で推移する。連日で終値ベースのバブル崩壊後高値を更新した強い動きが継続。午前9時4分には、同654円16銭高の3万5095円88銭を付け、取引時間中としては1990年2月23日以来、33年11カ月ぶりに3万5000円台に乗せた。現地10日の米国株式市場で、NYダウが反発、ナスダック総合指数が4日続伸したことも追い風。外国為替市場で、円がドルやユーロに対して円安に振れたことも支えとなっている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、10日の大阪取引所清算値比415円高の3万4865円だった。

 業種別では、33業種のうち32業種が上昇、1業種が下落している。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、三井物産<8031.T>、三菱商事<8058.T>などの卸売株が上昇。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株も高い。浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株も堅調。バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株が上昇。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株もしっかり。一方、オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株が下落している。

 個別では、技研製<6289.T>、カーブスHD<7085.T>、日進工具<6157.T>、アネスト岩田<6381.T>、JDI<6740.T>などが上昇。半面、サイゼリヤ<7581.T>、パルGH<2726.T>、ネットプロテ<7383.T>、明光ネット<4668.T>、ベル24HD<6183.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時2分時点で、1ドル=145円台の半ば(10日は144円93-95銭)、1ユーロ=159円台の後半(同158円36-40銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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