米国株式市場:早期の金利低下期待が後退、NYダウ続落、ナスダック7日ぶり反落

株式

2024/1/17 7:46

 16日の米国株式は、NYダウが前週末比231.86ドル安の3万7361.12ドルと続落、ナスダック総合指数が同28.413ポイント安の1万4944.347ポイントと7日ぶりに反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億8464万株、ナスダック市場が63億4349万株だった。

 ウォラーFRB(米連邦準備制度理事会)理事は講演で、「金融政策の修正は慎重に判断し、急ぐ必要はない」と発言。早期の金利低下期待が後退し、米10年物国債の利回りが上昇(価格は下落)して株価の重しとなった。また、1月のニューヨーク連銀製造業景気指数は総合でマイナス43.7となり、市場予想平均のマイナス5.0を大きく下回った。NYダウ採用銘柄では、ボーイングやナイキ、シェブロンなどが値下がり率の上位に入っている。

 シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、16日の大阪取引所清算値比205円高の3万5855円だった。

提供:ウエルスアドバイザー社

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