日経平均は11円安と3日続落、積極的に上値を追う動きは限られる=18日後場

 18日後場の日経平均株価は、前日比11円58銭安の3万5466円17銭、TOPIX(東証株価指数)は同4.29ポイント安の2492.09ポイントと、ともに3日続落して取引を終えた。朝方から売りが先行し日経平均株価は、寄り付きに同106円50銭安の3万5371円25銭の安値を付けた後、上げ転換。株価指数先物に断続的な買いが入ったことをきっかけに、上昇幅を拡大する場面もみられた。ただ、短期的な過熱感が解消されていないとの見方が強いようで、積極的に上値を追う動きは限られ、後場に入り軟調な展開となった。東証プライム市場の出来高は14億6267万株、売買代金は3兆9982億円。騰落銘柄数は値上がりが863銘柄、値下がりは729銘柄、変わらずは65銘柄だった。

 市場では「きのうの日経平均株価の日中値幅が大きかっただけに、しばらくは落ち着きどころを探る展開となりそう」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、33業種のうち23業種が下落、10業種が上昇した。JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株が下落。東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株や、信越化<4063.T>、花王<4452.T>などの化学株も安い。アステラス薬<4503.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株や、伊藤忠<8001.T>、三井物産<8031.T>などの卸売株が軟調。オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株や、三井不<8801.T>、住友不<8830.T>などの不動産株も弱かった。一方、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株が上げた。

 個別では、さくら<3778.T>、新日科学<2395.T>、JIA<7172.T>、野村マイクロ<6254.T>、SREHD<2980.T>などが下落。半面、日コンクリ<5269.T>、ローツェ<6323.T>、日本コークス<3315.T>、エンプラス<6961.T>、ニチレキ<5011.T>などが上昇した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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