日経平均は530円程度高、2日ぶりに3万6000円台回復=19日前場

 19日午前10時5分すぎの日経平均株価は、前日比530円程度高い3万6000円前後で推移する。きのう18日に底堅い展開だったことや、現地18日の米国株式市場で、半導体関連株が物色され、NYダウとナスダック総合指数が反発した動きを受け、買いが先行。午前9時38分には、同610円06銭高3万6076円23銭を付けている。取引時間中としては、2日ぶりに3万6000円台に乗せたことから、戻り待ちの売りに上値を抑えられる格好となっているもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、18日の大阪取引所清算値比480円高の3万6070円だった。

 業種別では、33業種のうち22業種が上昇、11業種が下落している。オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、ソニーG<6758.T>、村田製<6981.T>などの電気機器株が上昇。バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株も高い。KDDI<9433.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株や、SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株も堅調。楽天グループ<4755.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株や、信越化<4063.T>、花王<4452.T>などの化学株もしっかり。一方、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株が下落している。

 個別では、タツモ<6266.T>、アドバンテス<6857.T>、泉州電業<9824.T>、東応化<4186.T>、フォスタ<6794.T>などが上昇。半面、さくら<3778.T>、サッポロHD<2501.T>、DDグループ<3073.T>、丸三証券<8613.T>、アイザワ証G<8708.T>どが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時5分時点で、1ドル=148円トビ台(18日は147円76-78銭)、1ユーロ=161円トビ台(同160円87-91銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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