日経平均は291円安と続落、押し目買いに下げ渋る格好=24日後場

 24日後場の日経平均株価は、前日比291円09銭安の3万6226円48銭、TOPIX(東証株価指数)は同12.85ポイント安の2529.22ポイントと、そろって続落して取引を終了した。朝方から、利益確定売りが先行。売り一巡後は、押し目を拾う動きから下げ渋る場面もみられたが、戻りは鈍く、午後零時50分には同412円68銭安の3万6104円89銭を付けた。その後は、押し目買いに下げ渋る格好となった。東証プライム市場の出来高は15億6297万株、売買代金は4兆3242億円。騰落銘柄数は値上がりが469銘柄、値下がりは1148銘柄、変わらずは41銘柄だった。

 市場では「日経平均は5日移動平均線(24日時点で3万6144円)が支える格好となったが、25日線とのかい離はまだ5%超と大きいことから、さらなる調整を挟む場面もありそう」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、33業種のうち29業種が下落、4業種が上昇した。三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株が下落。大林組<1802.T>、大和ハウス<1925.T>などの建設株や、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株も安い。TOPPAN<7911.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株も軟調。アサヒ<2502.T>、キリンHD<2503.T>などの食料品株や、武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株も弱かった。一方、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、かんぽ生命<7181.T>、第一生命HD<8750.T>などの保険株が上昇した。

 個別では、不二製油G<2607.T>、住友林<1911.T>、IBJ<6071.T>、トリドールH<3397.T>、ゼンショーH<7550.T>などが下落。半面、円谷FH<2767.T>、ゲンキードラ<9267.T>、楽天銀行<5838.T>、ユーザーL<3984.T>、ネクソン<3659.T>などが買われた。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ