<一撃!裏銘柄>業容に厚み、類似企業比で割安―オートウェブ

株式

2024/1/25 11:32

 千葉県でカー用品店を展開するオートウェーブ<2666.T>が狙い目だ。

 昨年11月の月例経済報告(2023年12月27日発表)によれば、同県経済は「緩やかに持ち直している」といい、個人消費は「回復しつつある」。非製造業の3カ月程度の見通しについては、経済活動正常化により対面型サービス業を中心に持ち直しの動きが続く方向。同社の事業環境は良好といえる。

 カー用品のほかに、県内で格安スーパー「業務スーパー」のフランチャイズを手掛けている点も心強い。業務スーパーを運営する神戸物産<3038.T>の月次売上は堅調に推移しており、オートウェブの業況には期待が持てる。また、物価上昇を受けた消費者の節約志向も追い風だ。

 オートウェブはカー用品店ながら、異業種との店舗複合化を推進。富里店では敷地内にインドアゴルフ練習場「ゴルフウェーブ」を開業した。弾道計測器を全打席に完備したほか、バンカー練習場もある。利用者は、これまでにない実践的な屋内の練習環境とでレベルアップが図れる。

 今3月期の業績予想(単体)は売上高83.9億円(前期比5%増)、営業利益3.3億円(同12%増)と増収増益を見込んでいる。PER8倍台、PBR(株価純資産倍率)0.6倍台は割安に映るだけではなく、同じくカー用品と業務スーパーのフランチャイズを手掛けるG-7ホールディングス(GセブンHD)<7508.T>との比較(PER約10倍、PBR1.9倍台)でも割り負け感が鮮明だ。

提供:ウエルスアドバイザー社

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