日経平均は9円高と3日ぶり小反発、心理的なフシ目を割り込むも押し目拾いが優勢=25日後場

きょうの場況

2024/1/25 15:24

 25日後場の日経平均株価は、前日比9円99銭高の3万6236円47銭、TOPIX(東証株価指数)は同2.70ポイント高の2531.92ポイントと、小幅ながらそろって3日ぶりに反発して取引を終了した。朝方は、利益確定売りが先行。日経平均は一時、心理的なフシ目の3万6000円を割り込む場面もみられた。ただ、売り進む動きがみられなかったことから、押し目を拾う動きが優勢となり上げ転換。午後2時20分には同85円88銭高の3万6312円36銭を付けた。その後は、25日の香港ハンセン指数や、中国・上海総合指数が上昇していることなども支えに、しっかりだった。東証プライム市場の出来高は14億2510万株、売買代金は4兆2144億円。騰落銘柄数は値上がりが1236銘柄とプライムの7割超となり、値下がりは387銘柄、変わらずは35銘柄だった。

 市場では「心理的なフシ目の3万6000円を一時的に割り込んだことで、目先的な調整一巡感が出たようだ」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、33業種のうち24業種が上昇、9業種が下落した。王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株が上昇。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株も高い。ニッスイ<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株や、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株も堅調。ニコン<7731.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、SMC<6273.T>、コマツ<6301.T>などの機械株もしっかり。一方、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株が下落した。

 個別では、TOWA<6315.T>、広済堂HD<7868.T>、野村マイクロ<6254.T>、ラサ工<4022.T>、日電子<6951.T>などが上昇。半面、オービック<4684.T>、霞ヶ関キャピ<3498.T>、ネクソン<3659.T>、神戸物産<3038.T>、ニデック<6594.T>などが下落した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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