日経平均は401円安と大幅反落、半導体関連銘柄がさえず=26日前場

 26日前場の日経平均株価は、前日比401円40銭安の3万5835円07銭と大幅に反落。TOPIX(東証株価指数)も同24.27ポイント安の2507.65ポイントと、反落して取引を終了した。朝方から、利益確定売りが先行。日経平均株価は、株価指数先物に断続的な売りが出たことをきっかけに、午前9時15分には同428円43銭安の3万5808円04銭を付ける場面もみられた。現地25日の米国株式市場で、NYダウが3日ぶりに終値ベースで史上最高値を更新し、ナスダック総合指数が6日続伸となったものの、SOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)の下落の影響を受けた、半導体関連銘柄がさえず、日経平均の重しとなった。東証プライム市場の出来高は8億3159万株、売買代金は2兆4385億円。騰落銘柄数は値上がりが561銘柄、値下がりは1039銘柄、変わらずは57銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち30業種が下落、3業種が上昇している。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、SUMCO<3436.T>、ニッパツ<5991.T>などの金属製品株が下落。ソニーG<6758.T>、村田製<6981.T>などの電気機器株や、デンソー<6902.T>、トヨタ<7203.T>などの輸送用機器株も安い。東電力HD<9501.T>、中部電力<9502.T>などの電気ガス株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株も軟調。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、三井物産<8031.T>、三菱商事<8058.T>などの卸売株も弱い。一方、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が上昇している。

 個別では、ルネサス<6723.T>、エンプラス<6961.T>、芝浦<6590.T>、タツモ<6266.T>、東エレデバ<2760.T>などが下落。半面、未来工業<7931.T>、大平金<5541.T>、小松ウオール<7949.T>、HIOKI<6866.T>、邦チタ<5727.T>などが上昇した。

提供:ウエルスアドバイザー社

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