日経平均は485円安と大幅反落、プライム値下がり数は8割近くに膨らむ=26日後場

 26日後場の日経平均株価は、前日比485円40銭安の3万5751円07銭、TOPIX(東証株価指数)も同34.27ポイント安の2497.65ポイントと大幅に反落。両指数とも今年に入り最大の下げを記録して取引を終了した。朝方から、利益確定売りが先行。日経平均は、株価指数先物に断続的な売りが出たことをきっかけに下げ幅を拡大した。売り一巡後は、落ち着きどころを探る場面もみられたが、時間外取引で米株価指数先物が下落幅を広げたこともあり、午後1時58分には、同548円89銭安の3万5687円58銭を付けた。取引終了にかけて、買い戻す動きもみられたもようだが、戻りは限られた。東証プライム市場の出来高は15億8316万株、売買代金は4兆5018億円。騰落銘柄数は値上がりが321銘柄、値下がりは1294銘柄と8割近くに膨らみ、変わらずは43銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち32業種が下落、1業種が上昇した。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株が下落。オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、デンソー<6902.T>、トヨタ<7203.T>などの輸送用機器株も安い。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、ソニーG<6758.T>、村田製<6981.T>などの電気機器株も軟調。東電力HD<9501.T>、関西電力<9503.T>などの電気ガス株や、三井物産<8031.T>、三菱商事<8058.T>などの卸売株も弱かった。一方、浜ゴム<5101.T>、TOYO<5105.T>などのゴム製品株が上昇した。

 個別では、ルネサス<6723.T>、JVCKW<6632.T>、トリケミカル<4369.T>、東エレデバ<2760.T>、マルマエ<6264.T>などが下落。半面、KLab<3656.T>、未来工業<7931.T>、大平金<5541.T>、霞ヶ関キャピタル<3498.T>、HIOKI<6866.T>などが買われた。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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