日経平均は275円高、買い一巡後は戻り待ちの売りに押される格好=29日後場

 29日後場の日経平均株価は、前週末比275円87銭高の3万6026円94銭、TOPIX(東証株価指数)も同31.83ポイント高の2529.48ポイントと反発して取引を終了した。朝方から、前週末に急反落した反動で買いが先行した。押し目を拾う動きなどを支えに、堅調に推移。日経平均は午後零時50分に、同435円80銭高の3万6186円87銭を付ける場面もみられた。ただ、買い一巡後は戻り待ちの売りに押される格好となり、上値が重かった。東証プライム市場の出来高は13億7660万株、売買代金は3兆9033億円。騰落銘柄数は値上がりが1345銘柄と8割を超えた一方、値下がりは277銘柄で、変わらずは36銘柄だった。

 業種別では、全33業種が上昇した。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株が上昇。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株も高い。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、、三井物産<8031.T>、三菱商事<8058.T>などの卸売株も堅調。バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株もしっかりだった。

 個別では、KLab<3656.T>、カゴメ<2811.T>、CIJ<4826.T>、アルゴグラ<7595.T>、円谷FH<2767.T>などが上昇。半面、JCRファーマ<4552.T>、楽天グループ<4755.T>、豊田織<6201.T>、日立建機<6305.T>、SGHD<9143.T>などが下げた。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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