日経平均は220円高と3日続伸、プライム値上がり銘柄は7割超=31日後場

 31日後場の日経平均株価は、前日比220円85銭高の3万6286円71銭と3日続伸、TOPIX(東証株価指数)は同24.17ポイント高の2551.10ポイントと反発して取引を終了した。朝方は、米IT大手マイクロソフトとアルファベット(グーグルの持ち株会社)の株価が決算発表後の現地30日、時間外取引で下落したことを受け半導体株などに売りが先行。その後、弱含む場面もみられたが、26日に付けた直近安値(3万5687円)を割り込まなかったことから、押し目買いが優勢となった。日経平均は取引終了間際の午後2時59分に、同226円67銭高の3万6292円53銭を付けるなど引き締まる格好となった。東証プライム市場の出来高は17億1296万株、売買代金は4兆5332億円。騰落銘柄数は値上がりが1225銘柄と7割を超え、値下がりは399銘柄、変わらずは34銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち29業種が上昇、4業種が下落した。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、東ガス<9531.T>、大阪ガス<9532.T>などの電気ガス株が上昇。三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株や、芙蓉リース<8424.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株が高い。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株も堅調。鹿島<1812.T>、大和ハウス<1925.T>などの建設株や、三井物産<8031.T>、三菱商事<8058.T>などの卸売株もしっかり。一方、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株は下落した。

 個別では、一工薬<4461.T>、東鉄鋼<5445.T>、M&ACH<2127.T>、M&A総研<9552.T>、住友理工<5191.T>などが上昇。半面、Vコマース<2491.T>、アルプスA<6770.T>、アンリツ<6754.T>、KLab<3656.T>、シンプレHD<4373.T>などが下げた。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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