日経平均は262円安、売り一巡後は心理的フシ目3万6000円近辺で推移=2月1日前場

 2月1日前場の日経平均株価は、前日比262円42銭安の3万6024円29銭と4日ぶりに反落。TOPIX(東証株価指数)は同16.09ポイント安の2535.01ポイントと反落して取引を終了した。米国株安を受け朝方から売りが先行。日経平均は午前10時00分に、同346円65銭安の3万5940円06銭を付けた。その後、戻りを試す場面がみられたものの、上値は重い。外国為替市場で、円・ドル相場が朝方の水準よりも、やや円高方向にあることも意識されるなか、心理的なフシ目の3万6000円の攻防となった。東証プライム市場の出来高は9億7467万株、売買代金は2兆5727億円。騰落銘柄数は値上がりが501銘柄、値下がりは1111銘柄、変わらずは45銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち26業種が下落、7業種が上昇している。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株が下落。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株も安い。SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株も軟調。浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株も弱い。一方、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株が高い。

 個別では、あおぞら<8304.T>、エンプラス<6961.T>、住友ファーマ<4506.T>、キャリアデ<2410.T>、エムスリー<2413.T>などが下落。半面、テクマト<3762.T>、Sリサーチ<3771.T>、きんでん<1944.T>、東テク<9960.T>、JSP<7942.T>などが上昇した。

提供:ウエルスアドバイザー社

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