(再送)日経平均は223円程度高、買い一巡後は上値が重いもよう=2月2日前場

 2日午前10時7分すぎの日経平均株価は、前日比223円程度高い3万6235円前後で推移する。朝方から買いが先行した。現地1日の米国市場では、NYダウが反発し2日ぶりに史上最高値を更新し、ナスダック総合指数も3日ぶりに反発。通常取引終了後に決算を発表したメタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)は、初配を実施することを明らかにし、同社株が時間外取引で急騰したことも追い風となった。戻り待ちの売りに押される場面もみられたが、日経平均は午前9時59分に同263円40銭高の3万6274円86銭を付けた。その後も、しっかりした値動きが続いている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、1日の大阪取引所清算値比200円高の3万6120円だった。

 業種別では、33業種のうち13業種が上昇、20業種が下落する。コナミG<9766.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株や、信越化<4063.T>、富士フイルム<4901.T>などの化学株が上昇。ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株や、SUMCO<3436.T>、三和HD<5929.T>などの金属製品株も高い。バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株も堅調。三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株もしっかり。一方、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株が安い。

 個別では、ネクソン<3659.T>、日テレHD<9404.T>、テレビ朝日H<9409.T>、コニカミノルタ<4902.T>、TBSHD<9401.T>などが上昇。半面、あおぞら<8304.T>、JVCケンウッド<6632.T>、三菱自<7211.T>、ドリームI<4310.T>、Eガディアン<6050.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時7分時点で、1ドル=146円台の前半(1日は146円80-82銭)、1ユーロ=159円台の前半(同158円45-49銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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