日経平均は196円高と続伸、押し目買いに上げ幅を取り戻す動き=5日後場

 5日後場の日経平均株価は、前週末比196円14銭高の3万6354円16銭、TOPIX(東証株価指数)は同17.03ポイント高の2556.71ポイントと、そろって続伸して取引を終了した。米国株高を背景に朝方から買いが先行。日経平均株価は、午前9時4分に同294円60銭高の3万6452円62銭を付けた。その後、戻り待ちの売りに上値を抑えられ、同55円弱まで上昇幅を縮小する場面もみられた。ただ、押し目買い意欲が強いとみられるなか、為替市場では1ドル=148円30銭前後と、前週末2日の水準(146円62-64銭)よりも円安で推移していることも支えに、上げ幅を取り戻す格好となった。東証プライム市場の出来高は18億6986万株、売買代金は4兆8295億円。騰落銘柄数は値上がりが1106銘柄、値下がりは499銘柄、変わらずは53銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち27業種が上昇、6業種が下落した。三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株が上昇。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株も高い。三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株も堅調。SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株もしっかり。一方、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、三井物産<8031.T>、三菱商事<8058.T>などの卸売株が下落した。

 個別では、ITM<2148.T>、東京エネシス<1945.T>、ホーチキ<6745.T>、ネットワン<7518.T>、エプソン<6724.T>などが上昇。半面、IRJHD<6035.T>、イリソ電子<6908.T>、クオールHD<3034.T>、新日科学<2395.T>、住友化学<4005.T>などが下げた。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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