日経平均は217円程度安、手じまい売りに安値圏で推移=6日前場

 6日午前10時2分すぎの日経平均株価は、前日比217円程度安い3万6136円前後で推移する。きのう5日に上値の重い展開だったことや、現地5日の米国市場では、金利の上昇を受けNYダウとナスダック総合指数が3日ぶりに反落したことなどから、売りが先行。午前9時44分には、同248円33銭安の3万6105円83銭を付けている。その後も、手じまい売りに押されているもようで、安値圏で推移している。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、5日の大阪取引所清算値比45円安の3万6335円だった。

 業種別では、33業種のうち29業種が下落、4業種が上昇する。三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株や、東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株が下落。SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株も安い。武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株や、日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株も軟調。ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株や、三菱UFJ<8306.T>、みずほ<8411.T>などの銀行株も弱い。一方、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株や、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株が高い。

 個別では、オムロン<6645.T>、大平金<5541.T>、ヤマトHD<9064.T>、メンバーズ<2130.T>、冶金工<5480.T>などが下落。半面、チャームケア<6062.T>、デクセリアル<4980.T>、ワールド<3612.T>、アステリア<3853.T>、ブレインP<3655.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前10時2分時点で、1ドル=148円台の半ば(5日は148円47-49銭)、1ユーロ=159円台の半ば(同160円06-10銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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