日経平均は15円程度安、売り一巡後は下げ幅縮小展開に=7日前場

 7日午前10時8分すぎの日経平均株価は、前日比15円程度安い3万6144円前後で推移する。きのう6日の取引終了にかけて弱い展開だった地合いが継続したほか、外国為替市場で、円がドルやユーロに対して円高方向にあることから、売りが先行。午前9時13分には、同254円34銭安の3万5906円32銭を付けている。売り一巡後は、押し目を拾う動きが強まる格好となり、上げに転じる場面もみられるなど、底堅く推移している。現地6日の米国市場では、NYダウとナスダック総合指数が反発したが、シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、6日の大阪取引所清算値比110円安の3万5970円だった。

 業種別では、33業種のうち13業種が下落、20業種が上昇する。SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、キッコマン<2801.T>、味の素<2802.T>などの食料品株が下落。KDDI<9433.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株や、小田急<9007.T>、JR東日本<9020.T>などの陸運株も安い。キーエンス<6861.T>、村田製<6981.T>などの電気機器株や、島津製<7701.T>、オリンパス<7733.T>などの精密機器株も軟調。ANA<9202.T>、スカイマーク<9204.T>などの空運株や、三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株も弱い。一方、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、三井物産<8031.T>、三菱商事<8058.T>などの卸売株、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が高い。

 個別では、フューチャー<4722.T>、Gunosy<6047.T>、シャープ<6753.T>、日東紡<3110.T>、ファンケル<4921.T>などが下落。半面、シグマクシス<6088.T>、極東開<7226.T>、GSユアサ<6674.T>、ローソン<2651.T>(監理)、ツムラ<4540.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前10時8分時点で、1ドル=147円台の後半(6日は148円51-53銭)、1ユーロ=159円トビ台(同159円68-72銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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