Ubicomが第3四半期累計決算を発表、売上高・営業利益は過去最高
2024/2/9 9:11
Ubicomホールディングス<3937.T>は8日大引け後、2024年3月期の第3四半期累計(23年4月-12月)決算を発表した。
連結売上高は43億9700万円(前年同期比12.5%増)、営業利益は7億7300万円(同5.3%増)、経常利益は7億1600万円(同4.0%減)、純利益は4億1600万円(同11.6%増)だった。第3四半期累計決算としては、過去最高の売上高、営業利益となった。
医療経営支援ソリューションのメディカル事業では、24年4月から働き方改革関連法が医師にも適用されることを背景に、医療機関におけるDXが加速していることから、同社のメディカル事業ソリューション「MightyChecker」シリーズ、「MightyQUBE」シリーズの引き合いが増加した。特に「Mighty QUBE Hybrid」の受注が拡大している。また、新規プラットフォームビジネス推進に先駆け、「遠隔サービスプラットフォーム」の準備も開始した。
グローバル事業は22年5月に経済安全保障推進法が成立したことを背景に、大手企業、大手SIerが調達先の見直しを実施し、安全な業務委託先として同社の需要が大幅に拡大している。それをもとに新規ピラー(売上高1億円以上の顧客)候補20社をターゲットに選定するとともに、需要拡大に対応するためグローバルIT技術者の大量採用と教育を行っている。
この流れを受け、2日にはオージス総研(大阪府大阪市)と資本・業務提携契約を締結した。今回の資本・業務提携により、今後、R&D拠点の新規拡張、リーダーを含むIT技術者の再教育を実施し、中期的に事業のスケールアップを目指す。
通期業績は期初予想を据え置き、売上高64億円(前期比22.0%増)、営業利益13億5000万円(同33.5%増)、経常利益13億6900万円(同36.4%増)、純利益9億6300万円(同67.9%増)を見込んでいる。
提供:ウエルスアドバイザー社
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