日経平均は389円程度高、33年11カ月ぶり3万7000円台回復=9日前場

 9日午前10時2分すぎの日経平均株価は、前日比389円程度高い3万7252円前後で推移する。きのう8日の強い地合いが継続したほか、現地8日の米国市場で、NYダウが連日で終値ベースの史上最高値を更新したほか、ナスダック総合指数も3日続伸したことなどを受け買いが先行。午前9時44分には、同423円98銭高の3万7287円26銭を付け、取引時間中としては33年11カ月ぶりに3万7000円台を回復。バブル経済崩壊後の高値を塗り替えた。その後も高値圏で推移している。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、8日の大阪取引所清算値比235円高の3万7095円だった。

 業種別では、33業種のうち24業種が上昇、9業種が下落する。コーエーテクモ<3635.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株や、古河電工<5801.T>、フジクラ<5803.T>などの非鉄金属株が上昇。7&iHD<3382.T>、ファーストリテ<9983.T>などの小売株や、SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株も高い。AGC<5201.T>、TOTO<5332.T>などのガラス土石株や、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株も堅調。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株もしっかり。一方、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株が安い。

 個別では、東亜建設<1885.T>、ミズノ<8022.T>、日金銭<6418.T>、アルファシス<4719.T>、タムロン<7740.T>などが上昇。半面、富士製薬<4554.T>、リログループ<8876.T>、Ubicom<3937.T>、KLab<3656.T>、ネクソン<3659.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時2分時点で、1ドル=149円台の前半(8日は148円71-73銭)、1ユーロ=160円台の後半(同160円32-36銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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