日経平均は616円程度高、買い一巡後は利益確定売りや短期的な過熱感も=13日前場

 13日午前10時4分すぎの日経平均株価は、前週末比616円程度高い3万7513円前後で推移する。現地12日の米国株式市場で、NYダウが2日ぶりに終値ベースの史上最高値を更新したほか、ナスダック総合指数も一時、終値ベースの史上最高値を上回る場面をみせるなど、総じて強い動きだったことを追い風に、買いが先行。午前9時32分には、同737円34銭高の3万7634円76銭を付けている。買い一巡後は利益確定売りや短期的な過熱感などから、やや上値は重いもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末9日の大阪取引所清算値比580円高の3万7470円だった。

 業種別では、33業種のうち27業種が上昇、6業種が下落している。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株が上昇。楽天グループ<4755.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株や、ネクソン<3659.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株も高い。ワコールHD<3591.T>、東レ<3402.T>などの繊維株や、バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株も堅調。三井物産<8031.T>、三菱商事<8058.T>などの卸売株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株もしっかり。一方、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株が安い。

 個別では、東京計器<7721.T>、フォーラムエンジニア<7088.T>、三桜工<6584.T>、アリアケ<2815.T>、宮地エンジ<3431.T>などが上昇。半面、ヤマエGHD<7130.T>、日揮HD<1963.T>、ワールドHD<2429.T>、DmMiX<7354.T>、オープンドア<3926.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時4分時点で、1ドル=149円台の前半(前週末9日は149円39-40銭)、1ユーロ=160円台の後半(同161円05-09銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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