日経平均は1066円高、プライムの売買代金が6兆円に迫り過去2番目の大きさ=13日後場

 13日後場の日経平均株価は、前週末比1066円55銭高の3万7963円97銭と大幅に3日続伸。TOPIX(東証株価指数)は同54.15ポイント高の2612.03ポイントと、反発して取引を終えた。朝方から買いが先行し堅調に推移。強い地合いが続くなか、株価指数先物に断続的な買いが入ったことをきっかけに上げ幅を拡大。日経平均は午後2時56分に同1113円27銭高の3万8010円69銭を付けた。取引時間中に3万8000円を超えるのは、90年1月12日以来、約34年1カ月ぶり。TOPIXも2600ポイント台を約34年ぶりに回復した。東証プライム市場の出来高は21億4573万株。売買代金は5兆9628億円と、23年5月31日(6兆9552億円)に次ぐ過去2番目の大きさとなった。騰落銘柄数は値上がりが1274銘柄、値下がりは353銘柄、変わらずは30銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち31業種が上昇、2業種が下落した。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株が上昇。楽天グループ<4755.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株や、デンソー<6902.T>、トヨタ<7203.T>などの輸送用機器株も高い。三井物産<8031.T>、三菱商事<8058.T>などの卸売株や、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株も堅調。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、東電力HD<9501.T>、関西電力<9503.T>などの電気ガス株もしっかり。一方、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株が安い。

 個別では、レイズN<6379.T>、東京計器<7721.T>、川田TECH<3443.T>、ローランドD<6789.T>(監理)、三桜工<6584.T>などが上昇。半面、ワールドHD<2429.T>、DmMiX<7354.T>、日揮HD<1963.T>、PHCHD<6523.T>、アトラエ<6194.T>などが下落した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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