<相場の読み筋>2月14日

2024/2/14 7:45

 13日の米国株式は、NYダウが前日比524.63ドル安の3万8272.75ドルと反落、ナスダック総合指数が同286.946ポイント安の1万5655.599ポイントと続落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億9335万株、ナスダック市場が52億7263万株だった。米1月CPI(消費者物価指数)が前年同月比3.1%上昇し、市場予想平均の同2.9%上昇を上回った。米国の物価高止まりから、FRB(米連邦準備制度理事会)による早期利下げ期待が後退。米10年物国債の利回りが上昇(価格は下落)し、相対的な割高感から株式を売る動きが強まり、NYダウは一時750ドルを超える下げをみせる場面もあった。同指数の採用銘柄では、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスやゴールドマン・サックス、ダウ(旧ダウ・デュポン)などが、値下がり率の上位に入っている。

 14日の東京株式は反落後、落ち着きどころを探る展開か。日経平均株価は、きのう13日に大幅に3日続伸した反動や、現地13日の米国株式が下落したこともあり、売り優勢スタートとなろう。為替相場は、ドル・円が1ドル=150円台の後半(13日は149円58-59銭)、ユーロ・円が1ユーロ=161円台の半ば(同161円12-16銭)と円安に振れている。売り一巡後は、円安を背景に輸出関連銘柄に押し目を拾う動きもみられそうだ。13日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ソニーG<6758.T>、アドバンテスト<6857.T>、ソフバンG<9984.T>などが、13日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、13日の大阪取引所清算値比445円安の3万7685円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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