日経平均は317円安、プライム値下がり銘柄は9割に迫る=14日前場

 14日前場の日経平均株価は、前日比317円02銭安の3万7646円95銭と4日ぶりに大幅反落。TOPIX(東証株価指数)は同37.48ポイント安の2574.55ポイントと、そろって反落した。きのうの大幅高の反動や、米1月CPI(消費者物価指数)の結果を受けた米国株安などで朝方から売りが先行。対ドルでの円安を支えに下げ渋る場面もみられたが、幅広い銘柄に売りが出て、日経平均は午前11時25分に、同336円92銭安の3万7627円05銭を付けた。東証プライム市場の出来高は9億8262万株、売買代金は2兆7231億円。騰落銘柄数は値上がりが190銘柄に対し、値下がりは1443銘柄で87%にのぼる。変わらずは22銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち31業種が下落、2業種が上昇している。王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株が下落。三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株や、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株も安い。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株も軟調。帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株や、SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株も弱い。一方、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、アシックス<7936.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株が高い。

 個別では、恵和<4251.T>、ナブテスコ<6268.T>、ラクス<3923.T>、DmMiX<7354.T>、北越コーポ<3865.T>などが下落。半面、タツモ<6266.T>、LINK&M<2170.T>、ニッパツ<5991.T>、メドピア<6095.T>、ケンコーマヨ<2915.T>などが上昇している。

提供:ウエルスアドバイザー社

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