日経平均は273円程度高、買い一巡後はやや上値が重いもよう=15日前場

 15日午前10時4分すぎの日経平均株価は、前日比273円程度高い3万7976円前後で推移する。きのう14日に下げ渋る動きをみせていたことや、現地14日の米国株式市場では、金利の高止まりに対する警戒感がやや後退して、NYダウ、ナスダック総合指数がともに反発したことも追い風に、買いが先行。午前9時24分には、同424円53銭高の3万8127円85銭を付け、12日の高値(3万8010円)を上回った。買い一巡後は、利益確定売りにやや上値が重いもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、14日の大阪取引所清算値比330円高の3万8100円だった。

 業種別では、33業種のうち14業種が上昇、19業種が下落している。SOMPOH<8630.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株が上昇。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、レゾナック<4004.T>、信越化<4063.T>などの化学株も高い。三井物産<8031.T>、三菱商事<8058.T>などの卸売株や、三井不<8801.T>、住友不<8830.T>などの不動産株も堅調。日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株もしっかり。一方、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、バンナム<7832.T>、TOPPAN<7911.T>などのその他製品株が安い。

 個別では、ミツバ<7280.T>、堀場製<6856.T>、三井海洋<6269.T>、東洋炭素<5310.T>、荏原<6361.T>などが上昇。半面、ケアネット<2150.T>、マーケットエンター<3135.T>、バンナム<7832.T>、アイエスビー<9702.T>、コーセー<4922.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時4分時点で、1ドル=150円台の前半(14日は150円44-46銭)、1ユーロ=161円台の前半(同161円08-12銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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