<相場の読み筋>2月19日

2024/2/19 7:45

 前週末16日の米国株式は、3日ぶりに反落した。NYダウが前日比145.13ドル安の3万8627.99ドル、ナスダック総合指数が同130.520ポイント安の1万5775.654ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億7997万株、ナスダック市場が49億4017万株だった。米1月PPI(生産者物価指数)が前月比0.3%上昇し、市場予想平均の同0.1%上昇を上回った。早期利下げの期待が後退し、米10年物国債の利回りが上昇(価格は下落)した。株式に対する相対的な割高感が強まり、利益確定売りに押される展開となった。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、アドビやギリアド・サイエンシズ、メタ(旧フェイスブック)などが下落した。

 19日の東京株式は反落後、底堅い展開か。前週末16日の日経平均株価は、一時700円を超える上昇となったものの、上げ幅を縮小して取引を終えていることから上値の重さが意識されそう。現地16日の米国株式が下落し、同19日の米国市場はプレジデンツ・デーのため休場となることもあり、手控えムードが広がる場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=150円台の前半(前週末16日は150円23-24銭)、ユーロ・円が1ユーロ=161円台の後半(同161円65-69銭)と小動き。16日のADR(米国預託証券)は円換算値で、LINEヤフー<4689.T>、アドバンテスト<6857.T>、任天堂<7974.T>などが、前週末16日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同16日の大阪取引所清算値比310円安の3万8300円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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