<相場の読み筋>2月21日

2024/2/21 7:45

 20日の米国株式は、続落した。NYダウが前週末比64.19ドル安の3万8563.80ドル、ナスダック総合指数が同144.871ポイント安の1万5630.783ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億8384万株、ナスダック市場が51億8875万株だった。米1月景気先行指標総合指数が前月比0.4%低下し、市場予想平均の同0.3%低下よりも悪化し、重しとなった。また、現地21日に決算発表を控えたエヌビディアが下落するなど、ハイテク株が総じて軟調に推移した。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、エヌビディアのほか、アプライド・マテリアルズやアドバンスド・マイクロ・デバイシズなどが下落した。

 21日の東京株式は続落後、もみ合いとなりそう。きのう20日の弱い動きや、現地20日の米国株式が続落したことから、売り優勢スタートが予想される。手がかり材料に乏しいなか、株価指数先物への断続的な売買に影響を受ける場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=150円前後(20日は150円35-37銭)と円高に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=162円台の前半(同161円93-97銭)と円安方向にある。20日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ソニーG<6758.T>、アドバンテスト<6857.T>、任天堂<7974.T>などが、20日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、20日の大阪取引所清算値比215円安の3万8295円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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