日経平均は135円程度安、売り先行後は動意に乏しく小動き=21日前場

 21日午前10時2分すぎの日経平均株価は、前日比135円程度安い3万8228円前後で推移する。現地20日の米国株式市場で、21日の決算発表を前にしたエヌビディアのほか、アプライド・マテリアルズなどハイテク株が下落。NYダウとナスダック総合指数がともに続落したことから、売りが先行。午前9時5分には、同233円04銭安の3万8130円57銭を付けている。その後は、動意に乏しく小動きで推移する。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、20日の大阪取引所清算値比215円安の3万8295円だった。

 業種別では、33業種のうち25業種が下落、8業種が上昇している。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が下落。SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株も安い。三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、ニッスイ<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株も軟調。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株も弱い。一方、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株が上昇している。

 個別では、DmMiX<7354.T>、日本CMK<6958.T>、アンビス<7071.T>、マーケットエンター<3135.T>、サンアスタ<4053.T>などが下落。半面、BEENOS<3328.T>、スノーピーク<7816.T>(監理)、マイクロニ<6871.T>、あおぞら銀行<8304.T>、鎌倉新書<6184.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前10時2分時点で、1ドル=150円前後(20日は150円35-37銭)、1ユーロ=162円台の前半(同161円93-97銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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