日経平均は581円程度高、株価指数先物に断続的な買いで上げ幅拡大=22日前場

 22日午前10時7分すぎの日経平均株価は、前日比581円程度高い3万8843円前後で推移する。注目されたエヌビディアの23年11月-24年1月決算は、売上高が221億ドルと、市場予想平均の201億ドルを上回った。業績見通しも強く、同社株は時間外取引で一時10%超える上昇をみせたことを受け、半導体関連を中心に買いが先行。買い一巡後は、利益確定売りに押される場面もみられたが、株価指数先物に断続的な買いが入り、午前10時4分には、同652円94銭高の3万8915円10銭を付け、16日の取引時間中の昨年来高値(3万8865円)を上抜いている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、21日の大阪取引所清算値比120円高の3万8410円だった。

 業種別では、33業種のうち32業種が上昇、1業種が下落している。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株が上昇。SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株も高い。三井物産<8031.T>、三菱商事<8058.T>などの卸売株や、日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株も堅調。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、信越化<4063.T>、花王<4452.T>などの化学株もしっかり。一方、アステラス薬<4503.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株が下落している。

 個別では、八洲電機<3153.T>、マーキュリア<7347.T>、野村マイクロ<6254.T>、ミガロHD<5535.T>、宮越HD<6620.T>などが上昇。半面、グリー<3632.T>、シグマクシス<6088.T>、オロ<3983.T>、プラスアルファ<4071.T>、カドカワ<9468.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時7分時点で、1ドル=150円台の前半(21日は150円35-37銭)、1ユーロ=162円台の後半(同162円31-35銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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