日経平均は254円安と続落し3万9000円割れ、プライム7割近くが値下がり=29日前場

 29日前場の日経平均株価は、前日比254円54銭安の3万8953円49銭と続落。TOPIX(東証株価指数)も同16.69ポイント安の2658.26ポイントと続落した。日経平均が、取引時間中に3万8000円台となるのは、22日以来、1週間ぶり。前日の上値の重い状況や、現地28日の米国株安を受け、朝方から売りが優勢。午前9時13分に、同331円22銭安の3万8876円81銭を付けた。その後も弱含みでの推移し、心理的なフシ目の3万9000円を意識する動きが続いた。また、外国為替市場で1ドル=149円台の後半まで円高方向に振れたことも、重しとなったもよう。東証プライム市場の出来高は8億4434万株、売買代金は2兆3128億円。騰落銘柄数は値上がりが465銘柄、値下がりは1138銘柄と7割近い。変わらずは53銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち29業種が下落、4業種が上昇した。東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株や、日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株が下落。三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株も安い。王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株も軟調。武田薬<4502.T>、エーザイ<4523.T>などの医薬品株や、バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株も弱い。一方、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、ZOZO<3092.T>、7&iHD<3382.T>などの小売株が上昇した。

 個別では、ネットプロテ<7383.T>、レノバ<9519.T>、Ine<4933.T>、JMDC<4483.T>、ユーザーL<3984.T>などが下落。半面、あおぞら銀行<8304.T>、大黒天<2791.T>、JVCKW<6632.T>、四国化HD<4099.T>、松屋フーズH<9887.T>などが高い。

提供:ウエルスアドバイザー社

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