日経平均は188円程度安、利益確定売りが優勢もよう=5日前場

 5日午前10時3分すぎの日経平均株価は、前日比188円程度安い3万9920円前後で推移する。きのう4日は続伸し、終値ベースで初めて4万円を超えて取引を終えていたが、上値の重い展開だったことや、現地4日の米国株式市場で、NYダウ、ナスダック総合指数がともに反落したことなどを受け、朝方から売りが先行。利益確定売りが優勢となり、午前9時48分には、同247円23銭安の3万9862円00銭を付けている。その後や、安値圏でのもみ合いとなっているようだ。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、4日の大阪取引所清算値比45円安の4万105円だった。

 業種別では、33業種のうち21業種が下落、12業種が上昇している。三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株や、SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株が下落。武田薬<4502.T>、エーザイ<4523.T>などの医薬品株や、エムスリー<2413.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株も安い。バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株も軟調。SOMPOH<8630.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、オプンハウス<3288.T>、住友不<8830.T>などの不動産株も弱い。一方、大林組<1802.T>、清水建設<1803.T>などの建設株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株が高い。

 個別では、内田洋行<8057.T>、三洋貿易<3176.T>、フルキャスH<4848.T>、アトラエ<6194.T>、日本新薬<4516.T>などが下落。半面、クロスキャット<2307.T>、鹿島<1812.T>、大成建設<1801.T>、ZOZO<3092.T>、化工機<6331.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前10時3分時点で、1ドル=150円台の半ば(4日は150円30-32銭)、1ユーロ=163円台の前半(同163円13-17銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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