日経平均は99円安、続落も底堅い、プライムの値上がり銘柄は7割迫る=6日前場

 6日前場の日経平均株価は、前日比99円97銭安の3万9997円66銭と続落。一方、TOPIX(東証株価指数)は同3.98ポイント高の2723.91ポイントと続伸した。日経平均はきのう5日、終値ベースで4万円を維持したものの、現地5日の米国株安を受け、朝方から売りに押された。寄り付き直後には、同328円59銭安の3万9769円04銭を付けている。その後、押し目を拾う動きから底堅い展開となり、心理的なフシ目の4万円が意識された。外国為替市場では1ドル=150円前後と、足元ではやや円高方向にある。東証プライム市場の出来高は9億675万株、売買代金は2兆5499億円。騰落銘柄数は値上がりが1116銘柄と7割近い一方、値下がりは487銘柄。変わらずは52銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち10業種が下落、23業種が上昇した。オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株が下落。日立<6501.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株や、SUMCO<3436.T>、洋缶HD<5901.T>などの金属製品株も安い。大日印<7912.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株も軟調。一方、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株が高い。東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株も堅調だった。

 個別では、サンケン<6707.T>、ブレインP<3655.T>、フジコーポ<7605.T>、エンプラス<6961.T>、エラン<6099.T>などが下落。半面、フォーカス<4662.T>、ツムラ<4540.T>、アインHD<9627.T>、三井ES<7003.T>、ソースネクス<4344.T>などが上昇した。

提供:ウエルスアドバイザー社

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