日経平均は52円程度高、買い先行後は円高で伸び悩み=7日前場

 7日午前10時2分すぎの日経平均株価は、前日比52円程度高い4万143円前後で推移する。きのう6日は底堅い展開だったことや、現地6日の米国株式市場で、米10年物国債の利回りが低下(価格は上昇)し、NYダウ・ナスダック総合指数が3日ぶりに反発したこともあり、朝方から買いが先行。午前9時5分には、同381円33銭高の4万472円11銭を付けている。その後は、外国為替市場で、ドル・円相場が円高方向に振れていることもあり、戻り待ちの売りが優勢で、伸び悩む格好となっている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、6日の大阪取引所清算値比250円高の4万330円だった。

 業種別では、33業種のうち28業種が上昇、5業種が下落している。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株が上昇。クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株も高い。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株も堅調。三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、KDDI<9433.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株もしっかり。一方、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、日産自<7201.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株が安い。

 個別では、ツムラ<4540.T>、さくら<3778.T>、ネットプロテ<7383.T>、川重<7012.T>、JTEC<3446.T>などが上昇。半面、Vキューブ<3681.T>、新日本建設<1879.T>、インソース<6200.T>、マーキュリア<7347.T>、マツダ<7261.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時2分時点で、1ドル=148円台の後半(6日は149円53-55銭)、1ユーロ=162円台の前半(同162円41-45銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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