<相場の読み筋>3月13日

2024/3/13 7:45

 12日の米国株式は、NYダウが前日比235.83ドル高の3万9005.49ドルと続伸、ナスダック総合指数が同246.362ポイント高の1万6265.636ポイントと3日ぶりに反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億3607万株、ナスダック市場が50億2246万株だった。注目されていた米2月CPI(消費者物価指数)で、食料品やエネルギーを除いたコア指数が前年比3.8%上昇となり、市場予想平均の同3.7%上昇を上回った。インフレ警戒から株価指数は一時、下げに転じる場面がみられたが、足元で調整を強いられていた半導体関連株に、自律反発狙いや見直しの買いが入り上昇した。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、エヌビディアやメタ(旧フェイスブック)、アドビなどが買われた。

 13日の東京株式は、反発後、もみ合いか。きのう12日の日経平均株価は下げ幅を縮小して取引を終了。一時上げに転じる場面もみられるなど、底堅い展開だった。現地12日の米国株式が上昇したこともあり、リバウンド狙いなどで、朝方から買い優勢スタートとなりそう。ただ、戻り待ちの売りも控えているとみられ、上値が重くなる展開も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=147円台の半ば(12日は147円33-35銭)、ユーロ・円が1ユーロ=161円台の前半(同161円07-11銭)と小動き。12日のADR(米国預託証券)は円換算値で、日本製鉄<5401.T>、アドバンテスト<6857.T>、東エレク<8035.T>などが、12日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、12日の大阪取引所清算値比390円高の3万8880円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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