日経平均は144円安と反落、手控えムードのなか下げ幅を縮小=19日前場

 19日前場の日経平均株価は、前日比144円15銭安の3万9596円29銭と反落。TOPIX(東証株価指数)は同6.31ポイント高の2728.30ポイントと4日続伸した。朝方から前日の大幅高の反動で売り優勢スタート。日銀の金融政策決定会合の結果発表を控え、手控えムードが広がるなか軟調に推移し、日経平均株価は午前10時36分に、同332円94銭安の3万9407円50銭を付けた。売り一巡後は、下げ幅を縮小した。東証プライム市場の出来高は8億1180万株、売買代金は2兆1277億円。騰落銘柄数は値上がりが948銘柄と値下がり642銘柄を上回り、変わらずは66銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち9業種が下落、24業種が上昇した。テルモ<4543.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、中外薬<4519.T>、エーザイ<4523.T>などの医薬品株が下落。AGC<5201.T>、TOTO<5332.T>などのガラス土石株や、ニッスイ<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株も安い。リクルートH<6098.T>、セコム<9735.T>などのサービス株も軟調。一方、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株が上昇。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株もしっかり。

 個別では、三井ES<7003.T>、Wスコープ<6619.T>、DMG森精機<6141.T>、神戸物産<3038.T>、サムコ<6387.T>などが下落。半面、さくら<3778.T>、リズム<7769.T>、太平洋工<7250.T>、ギフトHD<9279.T>、JSB<3480.T>などが高い。

提供:ウエルスアドバイザー社

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