日経平均は666円高と大幅に3日続伸、取引時間中の史上最高値を更新=21日前場

 21日前場の日経平均株価は、前営業日比666円92銭高の4万670円52銭と大幅に3日続伸。TOPIX(東証株価指数)は同43.28ポイント高の2794.25ポイントと5日続伸した。FOMC(米連邦公開市場委員会)通過後の米国株高を背景に、朝方から買いが先行。日経平均株価は午前9時57分に、同745円17銭高の4万748円77銭を付け、7日に付けた取引時間中の史上最高値を更新。TOPIXも7日に付けた取引時間中の昨年来高値を塗り替え、1990年1月以来の2800ポイントに肉薄した。買い一巡後は、伸び悩む場面もみられたが、上げ幅を取り戻す格好で前場の取引を終えた。東証プライム市場の出来高は11億3236万株、売買代金は3兆399億円。騰落銘柄数は値上がりが1277銘柄と7割を超え、値下がりは324銘柄、変わらずは55銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち29業種が上昇、4業種が下落した。王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、三井物産<8031.T>、三菱商事<8058.T>などの卸売株が上昇。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株も高い。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株も堅調。TOYO<5105.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、コマツ<6301.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株もしっかり。一方、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株が下落した。

 個別では、富士石油<5017.T>、北越コーポ<3865.T>、霞ヶ関キャピタル<3498.T>、スカパーJ<9412.T>、鉄建建設<1815.T>などが上昇。半面、プロレドP<7034.T>、ギフトHD<9279.T>、アインHD<9627.T>、帝通工<6763.T>、TBASE<3415.T>などが安い。

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