日経平均は812円高と大幅に3日続伸、終値ベースで史上最高値を更新=21日後場

 21日後場の日経平均株価は、前営業日比812円06銭高の4万815円66銭と大幅に続伸し、4日に付けた終値ベースの史上最高値(4万109円23銭)を大きく更新。TOPIX(東証株価指数)は同45.24ポイント高の2796.21ポイントと大幅に5日続伸し、連日で昨年来高値を塗り替えた。FOMC(米連邦公開市場委員会)通過後の米国株高を背景に、朝方から買いが先行。堅調な値動きが続き、午後2時54分には同819円72銭高の4万823円32銭を付ける場面もみられた。為替市場では、午後に入り1ドル=150円台の前半から後半に円安方向へ振れたこともあり、支えとなったようだ。プライム市場の出来高は22億1465万株。売買代金は5兆9014億円。騰落銘柄数は値上がりが1121銘柄と7割近くで、値下がりは484銘柄。変わらずは51銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち30業種が上昇、3業種が下落した。王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株が上昇。三井物産<8031.T>、三菱商事<8058.T>などの卸売株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株も高い。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株も堅調。大林組<1802.T>、大和ハウス<1925.T>などの建設株や、SUMCO<3436.T>、洋缶HD<5901.T>などの金属製品株もしっかり。一方、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株、サッポロHD<2501.T>、アサヒ<2502.T>などの食料品株が下げた。

 個別では、富士石油<5017.T>、北越コーポ<3865.T>、霞ヶ関キャピタル<3498.T>、ソースネクス<4344.T>、Wスコープ<6619.T>などが上昇。半面、プロレドP<7034.T>、TBASE<3415.T>、エイチーム<3662.T>、日空ビル<9706.T>、デサント<8114.T>などが下落した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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