<相場の読み筋>3月22日

2024/3/22 7:45

 21日の米国株式は、4日続伸した。NYダウが前日比269.24ドル高の3万9781.37ドル、ナスダック総合指数が同32.428ポイント高の1万6401.836ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億1973万株、ナスダック市場が48億3328万株だった。両指数ともに連日で終値ベースでの史上最高値を更新した。前日の強い地合いが継続。幅広い銘柄が買われる展開で、NYダウは一時、370ドルを超える上昇を見せる場面もあった。NYダウ採用銘柄では、ゴールドマン・サックスやホーム・デポ、キャタピラーなどが値上がり率の上位に入った。また、前日の通常取引終了後に好調な3-5月期決算を発表したマイクロン・テクノロジーが買われ、半導体関連株の上昇を誘う格好となった。

 22日の東京株式は、上値を試す場面がありそう。日経平均株価は、現地21日の米国株式市場で、NYダウとナスダック総合指数が連日で史上最高値を塗り替えたことを追い風に、買い先行スタートが予想される。きのう21日には、終値ベースで史上最高値を更新したこともあり、投資家心理の好転が見込まれ、上昇を支えそうだ。為替相場は、ドル・円が1ドル=151円台の半ば(21日は151円22-24銭)とやや円安方向に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=164円台の半ば(同165円26-30銭)と、やや円高に傾いている。21日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、日本製鉄<5401.T>、アドバンテスト<6857.T>、東エレク<8035.T>などが、21日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、21日の大阪取引所清算値比220円高の4万800円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ