日経平均は70円程度安、売り先行後はもみ合い商状に=25日前場

 25日午前10時2分すぎの日経平均株価は、前週末比70円程度安い4万818円前後で推移する。午前9時16分には、同202円34銭安の4万686円09銭を付けている。前週末22日は、連日で終値ベースでの史上最高値を更新したが、連騰が続いた反動や、急激な上昇による短期的な過熱感が警戒され、売りが先行した。その後は、積極的な売買が限られているもようで、もみ合い商状が続いている。現地22日の米国株式市場では、NYダウが5日ぶりに反落した一方、ナスダック総合指数は5日続伸し3日続けて史上最高値を更新するなど、まちまち。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末22日の大阪取引所清算値比155円安の4万555円だった。

 業種別では、33業種のうち22業種が下落、11業種が上昇している。王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株が下落。三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株や、郵船<9101.T>、川崎汽<9107.T>などの海運株も安い。オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株も軟調。信越化<4063.T>、花王<4452.T>などの化学株や、帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株も弱い。一方、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株が高い。

 個別では、北越コーポ<3865.T>、さくら<3778.T>、ソースネクス<4344.T>、GMOPG<3769.T>、日比谷設備<1982.T>などが下落。半面、プロレドP<7034.T>、円谷FH<2767.T>、アイザワ証G<8708.T>、北海道電力<9509.T>、FPG<7148.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前10時2分時点で、1ドル=151円台の前半(前週末22日は151円39-41銭)、1ユーロ=163円台の半ば(同163円87-91銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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