<相場の読み筋>3月26日

2024/3/26 7:45

 25日の米国株式は、NYダウが前週末比162.26ドル安の3万9313.64と続落、ナスダック総合指数が同44.352ポイント安の1万6384.467ポイントと6日ぶりに反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億1263万株、ナスダック市場が43億969万株だった。現地25日、EU(欧州連合)の欧州委員会は、巨大IT企業を規制するデジタル市場法に違反した疑いで、アルファベット(グーグルの持ち株会社)、アップル、メタ(旧フェイスブック)の3社について調査を開始したと発表。調査による業績への影響が警戒され3社の株価が下落したほか、NYダウとナスダック総合指数がともに史上最高値にあることから利益確定売りに押される格好となった。

 26日の東京株式は、軟調な展開か。きのう25日の日経平均株価は、同日の安値で取引を終了するなど弱い動きとなっていたことに加え、現地25日の米国株式が下落したこともあり、売り優勢スタートとなりそう。ただ、あす27日が3月決算銘柄の配当権利付きの最終売買日にあたることから、下値では権利取りの買いも見込まれ、底堅い展開となる場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=151円台の半ば(25日は151円32-33銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=164円トビ台(同163円63-67銭)とやや円安方向にある。25日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、日本製鉄<5401.T>、ローム<6963.T>、三住トラスト<8309.T>などが、25日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、25日の大阪取引所清算値比20円高の4万130円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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