日経平均は364円高と大幅反発、一時4万1000円に迫る=27日後場

 27日後場の日経平均株価は、前日比364円70銭高の4万762円73銭と大幅に反発。TOPIX(東証株価指数)は同18.48ポイント高の2799.28ポイントと続伸して取引を終えた。朝方から3月期末配当権利取りの買いが先行したほか、配当金再投資に係る先物買い期待も支えに堅調に推移。後場に入り、株価指数先物に断続的な買いが入ったことをきっかけに上げ幅を拡大。日経平均は午後2時31分に、同581円33銭高の4万979円36銭を付け、心理的なフシ目の4万1000円に迫る場面もみられた。ただ、その後は、戻り待ちの売りが優勢となり、取引終了にかけて上げ幅を縮小した。東証プライム市場の出来高は18億9669万株、売買代金は5兆2189億円。騰落銘柄数は値上がりが1221銘柄と7割を超えた一方、値下がりは394銘柄。変わらずは40銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち32業種が上昇、1業種が下落した。三井不<8801.T>、菱地所<8802.T>などの不動産株や、バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株が上昇。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株も高い。TOYO<5105.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、三陽商<8011.T>、デサント<8114.T>などの繊維株も堅調。7&iHD<3382.T>、ファーストリテ<9983.T>などの小売株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株もしっかり。一方、中部電<9502.T>、関西電<9503.T>などの電気ガス株が下落した。

 個別では、西華産<8061.T>、オークワ<8217.T>、グッドコムA<3475.T>、日農薬<4997.T>、コーセー<4922.T>などが上昇。半面、三井ES<7003.T>、CIJ<4826.T>、トピー工業<7231.T>、リョーサン<8140.T>、セグエ<3968.T>などが下落した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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