<相場の読み筋>3月28日

2024/3/28 7:45

 27日の米国株式は、NYダウが前日比477.75ドル高の3万9760.08ドルと4日ぶり、ナスダック総合指数が同83.822ポイント高の1万6399.521ポイントと3日ぶりに反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億5391万株、ナスダック市場が45億5757万株だった。手がかり材料難のなか、NYダウは直近3営業日で500ドル近い下げとなっていた反動や、自律反発狙いの買いが優勢となった。上昇幅は今年最大となり、昨年12月13日(512.30ドル)以来の上げ幅となった。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、インテルやテキサス・インスツルメンツ、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスなどが買われた。

 28日の東京株式は、もみ合い商状となりそう。3月配当落ち分が市場推定で260円程度あり、即日で埋めることができるか否かが注目される。為替相場は、ドル・円が1ドル=151円台の前半(27日は151円70-72銭)、ユーロ・円が1ユーロ=163円台の半ば(同164円25-29銭)と、やや円高方向に振れている。当局による為替介入への警戒が高まるなか、円相場が不安定な値動きとなっていることから、神経質な反応をみせる場面もありそう。27日のADR(米国預託証券)は円換算値で、武田薬<4502.T>、LINEヤフ<4689.T>、ローム<6963.T>などが、27日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、27日の大阪取引所清算値比35円高の4万465円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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